成瀬くんなんて大嫌い。
step1
私、瀬戸川 陽茉莉(せとがわ ひまり)高校2年生です。
木々が芽吹いて色鮮やかになってきた今日この頃、私はぼーっと何も書かれていない黒板を眺めている。
今はHRの時間。
「よーし、今日は席替えするぞ〜!!」
私たちの(ちょっとはげ始めた40代の)担任の言葉によって、クラス中のテンションが一気に上がった。
ちなみに私も例外ではなく、とてもテンションが上がっている。
そりゃあね、席替え大事だもん!!
学校生活の楽しさが席によって変わるんだからね!
仲のいい子達と近くの席になれたらいいな〜なんて思いながら順番に回ってくるくじ引きを待つ。
やがて私の番になり、くじを引くと、私は8番だった。
…8番、8番どこだ…?
、あった!
「やった!後ろから2番目!!」
ラッキー!!
「梨花どこだった〜??」
後ろの方を引き当てた私は1年生の時に仲良くなってからずっと一緒にいる梨花に話しかけに行った。
「私7番だよー」
と、梨花。
お!7番!!7番ということは…!!
「梨花!席近い!!前後!!」
「ほんとだー!」
嬉しいな。
これで私はしばらくハッピーだ!
って、思ってたのに。
木々が芽吹いて色鮮やかになってきた今日この頃、私はぼーっと何も書かれていない黒板を眺めている。
今はHRの時間。
「よーし、今日は席替えするぞ〜!!」
私たちの(ちょっとはげ始めた40代の)担任の言葉によって、クラス中のテンションが一気に上がった。
ちなみに私も例外ではなく、とてもテンションが上がっている。
そりゃあね、席替え大事だもん!!
学校生活の楽しさが席によって変わるんだからね!
仲のいい子達と近くの席になれたらいいな〜なんて思いながら順番に回ってくるくじ引きを待つ。
やがて私の番になり、くじを引くと、私は8番だった。
…8番、8番どこだ…?
、あった!
「やった!後ろから2番目!!」
ラッキー!!
「梨花どこだった〜??」
後ろの方を引き当てた私は1年生の時に仲良くなってからずっと一緒にいる梨花に話しかけに行った。
「私7番だよー」
と、梨花。
お!7番!!7番ということは…!!
「梨花!席近い!!前後!!」
「ほんとだー!」
嬉しいな。
これで私はしばらくハッピーだ!
って、思ってたのに。