成瀬くんなんて大嫌い。
step2
次の日学校に行くと、いつもはHRギリギリに来ている成瀬くんが既に自分の席に座っていた。
…挨拶くらいした方がいいよね。
隣なんだし。
「…成瀬くん、おはよ…」
成瀬くんは私の声を聞いて1度驚いたように目を見開いた。
なんで驚いてるわけ?
「…瀬戸川ちゃんが、…挨拶してくれた…」
何故か意味のわからないことで驚いている成瀬くん。
「私だって、挨拶くらいできるんだけど…?」
「俺、瀬戸川ちゃんに嫌われてると思ってたからうれし。ありがと。あと、おはよ。」
「別に…嫌いだって挨拶くらいするよね…?」
って、これじゃあ私が成瀬くんのこと、嫌いって言ってるようなもんじゃん…!
いや、ちがう、いいの!そうだよ。嫌いだもん。成瀬くんなんて、大っ嫌いだもん。
「はははっ瀬戸川ちゃんってツンデレ?」
「は」
「おもしれぇ瀬戸川ちゃん、嫌いでも挨拶するでしょってさっすが!嫌味の達人〜はははっ」
「ねえ成瀬くん、私の事ディスってるでしょ。」
「褒めてんだって〜面白いねって。」
「全然嬉しくないんですけど。」
…挨拶くらいした方がいいよね。
隣なんだし。
「…成瀬くん、おはよ…」
成瀬くんは私の声を聞いて1度驚いたように目を見開いた。
なんで驚いてるわけ?
「…瀬戸川ちゃんが、…挨拶してくれた…」
何故か意味のわからないことで驚いている成瀬くん。
「私だって、挨拶くらいできるんだけど…?」
「俺、瀬戸川ちゃんに嫌われてると思ってたからうれし。ありがと。あと、おはよ。」
「別に…嫌いだって挨拶くらいするよね…?」
って、これじゃあ私が成瀬くんのこと、嫌いって言ってるようなもんじゃん…!
いや、ちがう、いいの!そうだよ。嫌いだもん。成瀬くんなんて、大っ嫌いだもん。
「はははっ瀬戸川ちゃんってツンデレ?」
「は」
「おもしれぇ瀬戸川ちゃん、嫌いでも挨拶するでしょってさっすが!嫌味の達人〜はははっ」
「ねえ成瀬くん、私の事ディスってるでしょ。」
「褒めてんだって〜面白いねって。」
「全然嬉しくないんですけど。」