成瀬くんなんて大嫌い。
「へぇー今の彼女かぁ。そっかーそうだよね…隆紀、ごめん、じゃあ、行く、ね…」


「あ、おう、」


こうして梓さん?と別れた。


「宮木くん…ご、ごめん、つい私が彼女です、みたいな事言っちゃったけど…梓さん?傷ついてる、よね…」


なんて、今さら気にかけたって言ったことは変わらないのに。


「や、全然大丈夫。嬉しかったよ。梨花ちゃんがまさかそんなこと言ってくれるとは思わなかったから。笑」


ドォン…、


パラパラパラ…


花火だ。


「綺麗だな、梨花ちゃん。」


「う、うん!あ、あのね宮木くん…わ、私、宮木くんが、好きだよ。」


…うわぁっ、言っちゃった…///


「ま、まじで!?!…めっちゃ、嬉しい。…梨花ちゃん、じゃあさ、隆紀って、呼んでくれる?」


「う、うんっ。た、たかのりくんっ…!!!」


「もっかい、」


「たかのりくんっ、隆紀くんっ!」


「ははっ、やばい、めっちゃ幸せ。」


「私も、隆紀くんと付き合えて凄く嬉しいよ!」


「俺も、すげー嬉しい。梨花ちゃん、すき。」


「へへっ、わたしもすきっ、」


梨花side終
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