黒と白の羽
《・・・今日も来てしまったのね・・・》



腰まである銀の髪を揺らす女神。



《哀れな子・・・あの世界には黒髪の子が居ないのよね》



水に映したモノを見る女神。




《―世界は破滅を迎える時

業火の国 純白の国》



そうだったわね。と呟き何かを唱えだした女神。



《鈴羅・・・あの世界を元に・・・平和な世界に戻して頂戴》


祈るような声。



この声は鈴羅に届いたのだろうか・・・
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