黒と白の羽
それから数時間後。


リークはリールと鈴羅を連れて更衣室へと放り込んだ。



そして数時間後。



リールは正装。鈴羅も正装に着替えさせられた。



「・・・リーク様。何をなさるつもりですか?」



鈴羅は、正装したリークに問う。



リーク以外に他の騎士達も正装していた。



「リールが祝福されたからそれの発表と舞踏大会だ」


すると後ろから


「懐かしいよね~。祝福の儀って~」


コハクが出てきた。



「祝福の儀?」


鈴羅が首をかしげると


「自分の属性を司る女神or神に祝福された時に行う儀式だよ」


詳しく、簡単に、短く、説明したクオン。


「へぇ・・・めんどくさい儀式ね」



「だろう?いちいちしないといけないからな・・・」



同意するリーク。



白けた目つきでリークを騎士達が見ていた。



「リールも・・・とうとう、祝福されたのか・・・」


と後ろから、リークの20年後の姿をした人が現れた。



「国王!」


頭を下げる皆。



鈴羅は頭を下げずに国王を見ていた。



「・・・似てますね・・・流石親子・・・」


と国王を見て呟いた。
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