黒と白の羽
「だろう?俺も驚いたよ。リークがこんなにも俺に似ているから」
国王は頷く。
「・・・親子でカッコいいですね・・・」
リークと国王の顔をまじまじと見ていた。
「そういや、あなた・・・お名前は?」
国王に名前を問われていた。
「レイラ=ヤガミ と申します」
今更、頭を下げる鈴羅。
「レイラかぁ・・・いい名前だな」
「ありがとうございます」
少し、話をしていると・・・リールが走ってきた。
涙を流しながら。
「レイ兄様!・・・」
突然の現れに驚いた鈴羅だが、リールは鈴羅から1M離れた所で躓き
誰もがこける!と思っていたとき鈴羅はリールを受け止めていた。
「どうした?リール姫」
鈴羅が、リールの涙を拭うその姿に、来ていた貴族婦人たちは頬を紅く染めた。
「・・・何処にいたの?」
あ、途中で離れたっけ・・・と思う鈴羅に泣きじゃくるリール。
「泣くなよ・・・」
頭をなでても泣き止まない。
「仕方ないな・・・」
鈴羅はリールを抱いたまま、右手に魔方陣を描いた。
「―水よ
我の名はレイラ
その名において
守護精霊をかける
聞け
我が呼ばいし声を」
右手が微かに光った。
その右手に現れたのは・・・小さな猫の姿をした精霊。
「ニゥ?」
独特の泣き声にリールは猫を撫でてみる。
大きさはハトぐらいしかない。
「リール姫。お名前をお付けください」
鈴羅はリールを下ろすと猫を抱えた。
「・・・ユエ・・・ユエにする」
リールの名前に反応するかのように猫が鳴いた。
そして、猫は・・・ユエはリールの肩に乗った。
国王は頷く。
「・・・親子でカッコいいですね・・・」
リークと国王の顔をまじまじと見ていた。
「そういや、あなた・・・お名前は?」
国王に名前を問われていた。
「レイラ=ヤガミ と申します」
今更、頭を下げる鈴羅。
「レイラかぁ・・・いい名前だな」
「ありがとうございます」
少し、話をしていると・・・リールが走ってきた。
涙を流しながら。
「レイ兄様!・・・」
突然の現れに驚いた鈴羅だが、リールは鈴羅から1M離れた所で躓き
誰もがこける!と思っていたとき鈴羅はリールを受け止めていた。
「どうした?リール姫」
鈴羅が、リールの涙を拭うその姿に、来ていた貴族婦人たちは頬を紅く染めた。
「・・・何処にいたの?」
あ、途中で離れたっけ・・・と思う鈴羅に泣きじゃくるリール。
「泣くなよ・・・」
頭をなでても泣き止まない。
「仕方ないな・・・」
鈴羅はリールを抱いたまま、右手に魔方陣を描いた。
「―水よ
我の名はレイラ
その名において
守護精霊をかける
聞け
我が呼ばいし声を」
右手が微かに光った。
その右手に現れたのは・・・小さな猫の姿をした精霊。
「ニゥ?」
独特の泣き声にリールは猫を撫でてみる。
大きさはハトぐらいしかない。
「リール姫。お名前をお付けください」
鈴羅はリールを下ろすと猫を抱えた。
「・・・ユエ・・・ユエにする」
リールの名前に反応するかのように猫が鳴いた。
そして、猫は・・・ユエはリールの肩に乗った。