幽霊だとしても
透明なボク


一人はイヤだと泣く君を、どうやって慰めればいいのだろう…


もしこの手が、君の涙を拭ってあげられたら

もしこの腕が、君を抱き締めてあげられたら

もしこの声が、君に「大丈夫」だと言ってあげられるなら


けれど、それは叶わぬ夢で


現に

この手は、君の涙を拭えない

この腕は、君を抱き締めてあげられない

この声は、君を安心させてあげられない


あぁ、何て虚しいのだろう…

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