訳あり無表情少女と一途な幼馴染
そういえば

「桜井蓮、私を探してるんだって」
「「!?」」
「もしかしたら、無くしてる記憶かもしれない」
「それでも、声を掛けられるのが面倒なだけで姫になるのか?」
「うん。それに記憶が戻っても戻らなくても…いずれ私の記憶は忘れさせる」
「どういう事だ」
「どっちにしても、私に関わらせる訳にはいかない
私に関する記憶は皆から無くして消える」
「記憶を無くさなくても、消えなくてもいいんじゃないか?
神凪 雫としてでも、神崎栞としてでも蓮達の側にいればいい」
「駄目。私と関わってれば危険な目に合う、私という存在を記憶から消して、消えないと…
本当だったら誰も関わっちゃいけない
だからその時は二人にも、記憶を消し「「ふざけた事言ってんじゃねぇ」」

久し振りに見る
和士と正の、ガチ切れ

「抑えて」
「「…はぁ」」
「話はそれだけ。あ、それと、もう男の格好はいいよね?」
「ああ。そうだな」
「んじゃ」
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