訳あり無表情少女と一途な幼馴染
「それで、今お前はどこに居るんだ」
『…教室』
「教室って、雫はどこに行ってんだよ」
『…ごめん、分からない』
「……何で雫の側にいねぇんだ」
『すぐに済むだろうと思って「連れて行ったのが、宮園と知っててか」…っ』

宮園は他の女と違い、平気で手を出す
大事にならない様見張ってるのも、俺達のやる事…なのに

「そういえば、雫と打ち解けてねぇの、お前だけだな」
『…』

春也は女に対し、かなりの警戒心を抱く

「春也、雫は、今までの女とは違う」
『…どう違うんだ』
「今に分かるさ」
『報告しなくて悪かった、探すよ』
「おう」

電話を切り、考える
宮園みたいな奴が行く場所、…体育館裏、いや定番過ぎる
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