訳あり無表情少女と一途な幼馴染
今日来てるのは紫音
紫音には《俺》とか口調を直す様言われた
まあ、紫音にならいっか
今回は抹茶の和菓子を持ってきてくれた、なんと手作り

「美味しい、凄いね」
「親戚に色々教わったんだ。茶道の家の息子だから基本の作法は一通り」
「へ〜、私も茶道は一通りは出来るかな」
「雫も?」
「うん。あ、でも小さい頃だったらか今は分かんないな」
「…小さい頃って、いくつの時?」
「もう覚えてない」
「もしかして6「神凪さん、入浴に行きましょう」」

今日は週2の入浴日
タイミング良く、看護師さんが来てくれた
看護師さんに手伝ってもらい車椅子に乗る

「紫音、悪いんだけどそこ等辺の片付けといてくれる?服とかも棚開けていいから」
「分かった」
「では、動きますね」
< 139 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop