訳あり無表情少女と一途な幼馴染
桜井さんを見る
「俺も影にして下さい」
「!?」
「な、何言って!?」
姉さんが俺に近寄り、手を握る
「紫音っ何を言ってるか分かってる!?」
「うん、分かってる」
声が震えてる、手も
姉さんは俯いて
「紫音は…紫音だけはっ、普通の生活を…!」
「そうだ、紫音。こっちの世界にわざわざ踏み込んでくる事はねぇ。
…人間の汚ねぇもんを見ちまう。
お前はこっちには来るな「姉さんは」」
「姉さんは、もう…散々見てきてる。これからも…」
「私はいいの、でも紫音…紫音だけは「姉さん」」
「ここの人は、姉さんの存在を知らない」
「それがどうしたの」
「姉さんはどこでも、いつも1人で苦しんでる」
「…」
「なら、こっち側でも姉さんの隣にいる。いつでも隣にいて、気持ちを分かち合う」
姉さんが顔を上げる
俺は姉さんの手を両手で包み込む
「言っただろ、もう姉さんとは離れない。何があっても」
「紫音」
姉さんの目から涙が流れる
そっと指で撫で、そのまま頭に手を回し抱き締める
「俺が、姉さんを護るから」
姉さんが俺の服をギュッと握る
「俺も影にして下さい」
「!?」
「な、何言って!?」
姉さんが俺に近寄り、手を握る
「紫音っ何を言ってるか分かってる!?」
「うん、分かってる」
声が震えてる、手も
姉さんは俯いて
「紫音は…紫音だけはっ、普通の生活を…!」
「そうだ、紫音。こっちの世界にわざわざ踏み込んでくる事はねぇ。
…人間の汚ねぇもんを見ちまう。
お前はこっちには来るな「姉さんは」」
「姉さんは、もう…散々見てきてる。これからも…」
「私はいいの、でも紫音…紫音だけは「姉さん」」
「ここの人は、姉さんの存在を知らない」
「それがどうしたの」
「姉さんはどこでも、いつも1人で苦しんでる」
「…」
「なら、こっち側でも姉さんの隣にいる。いつでも隣にいて、気持ちを分かち合う」
姉さんが顔を上げる
俺は姉さんの手を両手で包み込む
「言っただろ、もう姉さんとは離れない。何があっても」
「紫音」
姉さんの目から涙が流れる
そっと指で撫で、そのまま頭に手を回し抱き締める
「俺が、姉さんを護るから」
姉さんが俺の服をギュッと握る