訳あり無表情少女と一途な幼馴染
19〜打ち解け始める
蓮side
それから、雫は少し変わった
「ゲームやろ!」
「…ん」
春也がゲームに誘い
「雫さん、こういうのは読みますか?」
「うん、読む」
朔とは本の話を
今まで何にも興味を示さなかったが、少しずつ…打ち解けていってる
それに自分の事も《俺》じゃなく《私》って、俺達が散々言って渋々な感じだけど
だが、1つ気になってる事が
雫の笑う顔を見てない
何をしてても無表情のまま
「雫、楽しい?」
「…ん〜」
何をしてても、曖昧な返事しか返ってこない
それに、そういう会話をする度に紫音が悲しそうな表情をしてる
「紫音、お前は雫の何を知ってるんだ」
「…」
「何でそんな悲しそうに雫を見てる」
「ゴメン、蓮。今はまだ話せない」
紫音は雫の元へ行く
「雫、何やってるの」
「今ね…、…」
紫音だけが知る雫
俺は雫を、何も知らない
それから、雫は少し変わった
「ゲームやろ!」
「…ん」
春也がゲームに誘い
「雫さん、こういうのは読みますか?」
「うん、読む」
朔とは本の話を
今まで何にも興味を示さなかったが、少しずつ…打ち解けていってる
それに自分の事も《俺》じゃなく《私》って、俺達が散々言って渋々な感じだけど
だが、1つ気になってる事が
雫の笑う顔を見てない
何をしてても無表情のまま
「雫、楽しい?」
「…ん〜」
何をしてても、曖昧な返事しか返ってこない
それに、そういう会話をする度に紫音が悲しそうな表情をしてる
「紫音、お前は雫の何を知ってるんだ」
「…」
「何でそんな悲しそうに雫を見てる」
「ゴメン、蓮。今はまだ話せない」
紫音は雫の元へ行く
「雫、何やってるの」
「今ね…、…」
紫音だけが知る雫
俺は雫を、何も知らない