訳あり無表情少女と一途な幼馴染
私は記憶操作して気絶させた蓮を紫音に部屋まで頼む

「蓮を運んだら姉さんとこに行くよ」
「来なくて「駄目」」
「…」
「絶対に行くから」

紫音に蓮を運んでもらい、部屋に行く
ザーッ
シャワーを浴びてると嫌でも目につく、背中や腕、体中にある傷

『テメェ、何なんだっその体…っ!気持ち悪りぃ!』

久し振りに言われ、一瞬動揺してしまった
忘れてた訳じゃない…けど、改めて認識させられた

私は穢れてるんだ
沢山の罪の無い人の命を奪ってきた…
私は、本当なら紫音達に関わっちゃいけない
蓮には忘れさせたけど、またいつあんな事があるか
紫音も、コレを見たらどんな反応をするか

『気持ち悪りぃ!』

もし、もし…紫音にも同じ事を言われたら
怖い…怖い…!
ベッドで縮こまり、迫る恐怖に怯える
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