訳あり無表情少女と一途な幼馴染
紫音side
楼さんの威圧感で戸惑う中、姉さんは最初から何も聞かず、二つ返事で返した
話はどんどん進み、翌日には偵察に行く事に

翌日

「そろそろ行くよ?」

家で《テレポート》を使う前

「姉さん」
「何?」
「今回の仕事、姉さんはずっと黙ってたけど、
仕事なら…楼さんの命令なら、何も聞かず、何も言わずに行動する。
いつも、そうなの?」
「…つまり、汚い仕事でも命令なら躊躇せずにやるのかって事?
それが、殺しでも…」
「…っ」

《殺し》
口では簡単に言えるけど、人の命を奪うのは決して許されない
例え…どんなに憎んでても
もし、仕事であれば、姉さんは躊躇わずやるのか
楼さんが言ってた《潰せ》
あれは、それを意味するんじゃ…
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