訳あり無表情少女と一途な幼馴染
俺が俯き悶々と考え込んでると、姉さんは溜息を吐き

「安心して
楼が言ったのは、そういう事じゃないから
前にも言った通り、私は多くの人を殺してる
奴等に言われてって言えば、言い訳にしかならない
殺さずに済む別の方法があったかもしれない
今でも、命を奪った人々の事は考える
楼は、それを分かってくれてるから
私に殺しの仕事はさせない」
「じゃ、じゃあ…潰せってのは?」
「解散」
「また組を作ったら?」
「作らないよ」
「…何でそんな断言出来るの」
「解散させる時に言う言葉があるの」

姉さんは挑戦的な笑みを浮かべ

「その時は、また潰しに来るって」
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