訳あり無表情少女と一途な幼馴染
俺はドアを開ける
姉さんは俯いたまま、1歩下がる

「姉さん?」

俺が手を伸ばすと

「触っちゃ駄目」
「え…」
「私に触っちゃ、駄目」
「どういう事」
「…」

姉さんは俯き、答えようとしない
なら…

「…俺も行く」
「え…」
「何と言おうが、一緒に行く」

姉さんの目をジッと見て、引くつもりは無いと訴える
どれ位経ったか
姉さんは溜息を吐き

「分かった。ただし、条件がある」
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