訳あり無表情少女と一途な幼馴染
そりゃあ、なかなか納得出来ないよなぁ
…しょうがない、百聞は一見にしかずだ

「桜井さん、見せた方が早いです」
「…分かった」
「桜井 蓮」
「!…何だ」
「一度だけ見せてやる、それで納得しろ」
「何を…」

蓮が言葉を発しながら瞬きした瞬間、蓮の背後に《テレポート》し
首に手刀を軽くトンッと当てる

「…っ!」

蓮は首を手で庇い、目を見開いて後ろにいる私を見る

「な…っ、い、今…何が…」
「お前が瞬きした瞬間、背後に移動し首に手を当てた」
「瞬きって、一瞬だぞ…!?お前、一体…」
「これで納得しろ。鷹、戻れ」
「タカってのは、鳥の鷹でいいのか?」
「ああ」
「そうか。じゃあ兄貴…条件がある」
「…条件?」
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