訳あり無表情少女と一途な幼馴染
蓮side
鷹が立ち去った後、俺は鷹の腕を掴んだ手を見る

「あの細さ、アイツに似てる…」


家に戻ると

「おかえりなさい」

紫音がホッと安心した表情で迎えてくれた

「ただいま」
「姉さん…俺からも条件考えた」
「……何」
「1日の護衛が終わった後、どんなに遅い時間でもいいから顔を見せて。
姉さんが俺のとこに帰ってきて安心出来るのと同じ
俺にも姉さんが無事に帰ってきたって、安心させて」
「分かった」

紫音は私を引き寄せ、ギュッと抱き締める
私も紫音の背中に手を回す

「無茶、しないでね」
「する前に終わらせる」
「頼もしい返事」
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