訳あり無表情少女と一途な幼馴染
少し体を離すと
あれ…
蓮は固まってるし、何で私の顔に雨が
まさか…フードが取れてる?

「お、お前…雫、か…?」

バレた
でも、それより

「け…がは?」
「お、俺は…」

視線を下げれば、胸に刺さる銀色の剣先が
蓮には辛うじて届いてない

「良…かった。無事…で」
「やっぱり、雫…雫だよな…?何でっどうして!?」
「…せ、つめ…は、後…」

まだルビーは赤い
今の内に

「こんな怪我で…っ何すんだよ!?」
「大…じょ…ぶ」

何故か蓮は目を見開く
蓮が驚いてる隙に離れ、気配を探る
あそこか!
《テレポート》で一気に奴等の目の前まで

「な!?今は力が使えない筈!?」
「どういう…事だ」
「ふんっ!この殺戮人形…がっ…」

容赦無く、潰した
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