訳あり無表情少女と一途な幼馴染
ベッドに戻り、今後の事を考える

「栞」
「ん?」
「今まで、何処に居た?何してたんだ?」
「…」
「言いたくなきゃ、言わなくていい」
「一人で…」
「ん?」
「一人で、何も無い部屋に…居た」
「…」
「一人で…」

膝に顔を埋める
恐怖によって体が震え出すのを堪える
すると、頭に暖かい手が乗る
少しだけ顔を上げ横を見ると、楼が頭を撫でてくれている

「寂しかったな。でも、もう一人じゃない。これからは俺達がいる」
「…」

あんな事をしてきた私が、この二人の側にいていいのか
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