訳あり無表情少女と一途な幼馴染
40〜護衛再開と最後の機会
落ち着いてから、蓮にも紫音のネックレスと同じ効果の物をあげる事に
力が使えないのが心配だったけど、いつの間にか使える
ネックレスをあげようとしたら

「コレ」

そう言われて差し出されたのは、指輪
しかも2つ

「1つは俺、もう1つは…お前に」
「え…」
「ただの指輪だ、意味は無い。ただ、お前と着けていたいだけだ」
「…分かった」

左手を優しく掴まれ、人差し指に指輪が

「…ありがと」
「俺の指にも、はめてくれ」

蓮の手に指輪をはめる
見上げると、優しい笑顔

「ありがとな」
「…ん。じゃあ、このままやるね」
「頼む」
< 304 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop