訳あり無表情少女と一途な幼馴染
栞の雰囲気が変わる

「聞いてないのね。そうよ?その女はマスターの人形「黙れ」」
「マスターの命令は絶対に従い、何の躊躇も無しに「黙れ…っ」」
「沢山の人を殺してきたの「黙れーーーー!!!」」
「私やマスターはこう呼んでるわ。殺戮人形ってね」

栞の過去
沢山の人を、命を奪ってきた
それが、お前の闇

「ソイツは何の躊躇も無く、淡々と人を殺してきた。
何の罪も無い人達を沢山よ?
マスターから逃げたって、アンタがしてきた事は変わらない。
現に今でも、そこで人を殺してるんでしょ?
何かしら言い訳してね」
「!?…なっ」
「あら、知らなかった?
都合の悪い事は話してないのね
綺麗な自分だけを見てほしかったの?
いや、アンタに綺麗なとこなんて無いわ
アンタなんか…人に関わろうとする事自体、許されないのよ?
この…殺戮人形が」

栞はゆっくりと俺に振り向く
俺は、何て声を掛ければいいのか分からずに俯いた

それが、いけなかったんだ
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