訳あり無表情少女と一途な幼馴染
突然、どこからか男の声が

「マスター!?しかし…」

マスター?

「俺は人形を連れ戻してこいと言った筈だ。記憶を戻すだけの筈
何故、力を奪ってる」

闇から突然現れた男
コイツが、鴉間

「そ、それは…」
「人形は俺の物だ。故にその力も俺の物、何故お前が持つ必要がある」
「私も、マスターのお傍に」
「ふん。お前は所詮、人形のコピーだ。
人形が使えない時にだけ動く奴が、身の程を弁えろ」
「…っ、失礼しました。お許し下さい」
「さっさと、記憶だけ戻せ」
「はい」
< 314 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop