訳あり無表情少女と一途な幼馴染
記憶が戻り、蓮が自分にとってどれだけ大事か分かった
分かってからこそ、気掛かりな事がある

「蓮、今まで…ごめんなさい」
「今までって?」
「神凪 雫として側にいた間の事。蓮に辛い思いをさせた…ごめんなさい」
「もういい。俺やアイツ等を危険な目に合わせたくなかったからなんだろ」
「…でも」
「アイツ等にも今度会った時に、一言言えばいい。それでチャラだ」
「それだけでいいの?」
「ああ」
< 357 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop