訳あり無表情少女と一途な幼馴染
和士side
仕事してる中、昨日の事を思い出す
栞がお風呂に入ってる間

「楼、話って?」
「栞、久八高に通うんだってな」
「ああ」
「記憶は思い出したのか?」
「…いや、まだ」
「アイツ等に会って記憶もそうだが、栞自身…何か変わるかもって考えたか」
「栞は普通の生活を知らないで生きてきてる
アイツ等なら、栞を受け入れて護ってくれると信じて
少しだけでも普通の生活を送らせてやりたいんだ」
「奴等に見つかるかもしれねぇって危険を考えた上でか」
「…ああ」

楼は立ち上がり

「まあ…栞が決めたなら、俺はサポートするだけだ」
「楼」
「酒向にも言ってあるしな」
「少しでも記憶が戻ればいいんだが…」
「ソレだけどよ…」
「?」
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