訳あり無表情少女と一途な幼馴染
「ちょ…待てっ」

フードを外し、顎を掴んで上に向かせる
眼鏡を外し、ポケットに
雫は左目にカラコンを入れてる
間近だから分かる、これは人工的な黒だ
だが今はあえて、目は触れず
顎から手を離し髪に触る

「綺麗な髪だな」
「…もう、いいだろ。離せ」

倉庫に行きてぇが、この姿の雫を他には見せたくねぇな
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