訳あり無表情少女と一途な幼馴染
「やっぱり、フードと眼鏡しとけ」
「はあ?」
「倉庫行くからな、そこまでは男で来い」
「ちょっと待て」
「何だ?」
「何で俺が倉庫に行かなきゃいけない」
「白狐の姫だから」
「姫になったつもりは無い、なるつもりも無い。」
「俺が姫にすると決めた、そん時からお前は白狐の姫だ」
「勝手な事言ってんじゃねぇ、姫なんか誰がな…っ!」

説き伏せるのを一旦諦め、肩に担ぎ屋上を出る

「おい!離せ!」
「離すと逃げんだろ」
「当たり前だ!」

そんなやり取りをしてる間に駐輪場に着く
< 73 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop