訳あり無表情少女と一途な幼馴染
部屋に入ると、メンバーがそれぞれくつろいでいる

「蓮、来ましたか。彼女も一緒ですね」

朔はPCを使いながらこっちを見る

「やっと来たか〜。…コイツも」

春也はまだ雫を警戒している

「…神凪」

紫音は少し躊躇して雫を呼んだ

「何」
「雫…って呼んでも、いいか?」
「「「!?」」」
「俺も、紫音で…いい」
「…いいよ」
「「「!?」」」

雫の言葉に驚く
なんだろな、声のトーンっつうか、紫音に対する雰囲気みたいなのが
俺等に向けるのとは違う…
俺と話す時は男口調でトーンも低いのに
…何でだよ
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