それでもいいよ
「……これ」

見覚えのある高級そうな紙袋


「秋君からだよ」

「…え、な、なんで…?」


だって、これ
秋鳴が友達のプレゼントにって買ったやつ…



驚く私にひながくすくすと面白そうに笑う


「サプライズ大成功~」

「え、え、ひな、どういうこと?」

「ふふ~」



そうしてひなは話始めた


秋鳴がずっと昔から私の事を好きだったこと

冬馬の事で落ち込んでる私に
何か出来ることはないかとひなに相談してたこと


他にも色々



「秋君ね
つづりの事、本当に大事に思ってるんだよ」


「困らせたくないからつづりが好きって言わなかったの
泣かせたくないから傷つけたくないから
なんとか冬馬君とうまくいくように
出来ることないかってずっと考えてた」


「少しでも笑っていられるように
幸せでいられるようにって
いつも、つづりの事ばっかり」
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