先輩手に入れます!

匡貴「最低じゃない。...でも、やっぱり
好きな人には言った方がいい。」

雫「怖いよ。」

無自覚な正論が鬱陶しい。
だから、どうしようもなく
傷付けたくなる。
攻撃したくなる。

匡貴は何にも悪くないのに。
ただ、私の事を
心配してくれてるだけなのに。

正反対な気持ちがぶつかり合って
ぐちゃぐちゃになる。

雫「何様のつもり?」

匡貴「え?」

雫「私の事、嘲笑って楽しい?
匡貴といると自分が惨めだって
思い知らされる!
匡貴はいいよね。いつも幸せで。」

自分で呼んだくせして
私は匡貴をまた傷付ける。
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