先輩手に入れます!
梶谷先輩に言われた通り
部室へと向かうと
中から誰かと話してる
梶谷先輩の声が聞こえた。
龍星「俺なら泣かせたりはしないけど。」
瀬那「あっそ。じゃあお前が
あいつの事、幸せにしてやれば?」
あ、鏑木先輩の声だ。
中に入るのは気が引けて
私は部室前で聞き耳を立てていた。
龍星「お前はそれでいいのかよ?」
瀬那「何が?」
龍星「何で、分かんねぇんだよ!
北見ちゃんは
お前じゃなきゃダメなんだって。」
瀬那「...想いを寄せられても迷惑なだけ。
俺は、あいつの気持ちには答えられない。
好きなら、ちゃんと
あいつに伝えろよ、龍星。」