先輩手に入れます!

雫「すみません。お世話になる上に
朝ご飯まで作って貰っちゃって。」

瀬那「らしくない事言ってんなよ。」

雫「らしくない...ですか?」

瀬那「思い出してみろよ。
俺が今までどれだけの迷惑を
被ってたか。朝、校門の前で
待ち伏せしてるわ、知らない内に
サッカー部の応援に来てるわ
四六時中、北見に付き纏われてた
迷惑に比べればこんな事
大した事ないだろ。」

雫「ははっ。ですね。」

全ての食器を並べ終えた先輩は
食器棚の中から箸を取り出す。

瀬那「それに...
俺が今、1番やりたい事だから。」

雫「先輩のやりたい事ですか?」
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