先輩手に入れます!

ため息をついた先輩は
私の左手からスポーツドリンクを
取るとベンチに腰掛けた。

雫「やっぱり2年生は
気合いが違いますね。
さっきの練習、凄かったです。」

瀬那「北見。1人にしてくれ。
お前がいると余計疲れる。」

雫「嫌です。」

瀬那「さっきの事なら気にしてない。」

雫「私はただ、先輩と
話したいだけです。
1分だけ話してください。」

先輩はまた深いため息をついたけど
その場から動こうとはしなかった。

雫「先輩、私が100m走で
1位取ったらデートして下さい。」

瀬那「無理。」

雫「じゃあ、赤チームが勝ったら
私とデートして下さい。」
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