先輩手に入れます!

雫「楽しい事って待っていても
訪れないんじゃ無いんですかね?
楽しい事ってきっと
自分で作り出すものだと思います。
だって、自分が楽しいって思ったら
それはもう楽しい事なんですから。
楽しいが逃げるんじゃなくて
先輩が楽しいって思う事から
逃げてるんじゃないですか?
だから、先輩、思いっきり
楽しみましょう!体育祭も。練習も。
先輩の応援、沢山しますから。
迷惑がられても、しますから。」

先輩の背中に向かって言った言葉は
ちゃんと、先輩に届いたかな?

瀬那「北見。」

雫「何ですか?」

心配だったけど、前を向いたまま
先輩は私に言った。

瀬那「さっきの話、考えとく。」

雫「さっきの話...ですか?」
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