先輩手に入れます!
立ち止まる事
体育祭が終わるとサッカー部は
秋の大会に向け、また練習を再開した。
もちろん、私は今日も
サッカー部のグラウンドにいる。
雫「先輩、今日も応援頑張ります!」
先輩との距離は縮まったような
縮まらないような
相変わらずな感じで
ここ最近も鏑木先輩の気を引け
大作戦を2つほど決行してみたけど
やっぱり先輩は首を縦には
振ってくれなかった。
雫「サッカーしてる時の
先輩の事めっちゃ好きです!
お願いします!付き合って下さい!」
瀬那「無理。」
先輩からの無理を聞いたのは
これで何度目だろうか。
雫「どうして、先輩は私の事を
好きになってくれないんですか?」
何気なく聞いただけなのに
先輩はハッキリと答えた。