拾いものは危険な恋のはじまりでした
「花かつみ」に行って、今年も真吾さんに義理チョコをあげた。

仕事中も、なんとなく奏さんが頭から離れない、キスされた

私たちの関係は、何なんだろう?

友達?でも、友達にはキスしないよね。でも、額だし、妹みたいな感じ

恋人ではないし・・・ハッキリしない二人の関係・・・

モヤモヤしながらも、とおりあえず食べてもらえた事は、素直に喜ぶ

ことにした。


バレンタインから数日たった、最近、なんとなく誰かの視線を感じる

周りを見渡しても、これといって変わったことはない

ちょっと自意識過剰?

すっきりしないまま、いつも通りの日常を過ごしていた

でも、この時から少しずつ影が忍び寄っていた


仕事も終わり、アパートに帰る郵便受けから手紙や広告を取り部屋に入った

部屋着に着替え、郵便物を仕分けした、その中に水色の封筒があった

宛名も差出人の名前もない・・・?

一応、封を開け中を見ると、水色の便箋が入っている

便箋を開いた・・・

“君と僕が出会ってから、もうどれくらい経つだろう 

 仕事がうまくいかなくて落ち込んで帰っても

 僕に向ける、君のその笑顔に僕はいつも癒される

 愛おしい君・・・いつでもどこでも変わらず愛しているよ”

ポエムの様な、ラブレターの様な誰に向けたかもよく分からない手紙

「・・・・・?間違って家の郵便受けに入れたのかなぁ?」

とりあえず、棚においておくことにした
 

 

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