拾いものは危険な恋のはじまりでした
第六章 忍び寄る影
幸せな時間だった。
「奏さんと、付き合うことになったんだよね・・・夢みたい」
枕元のイルカに同意を求めるように話しかけた
胸元で揺れる、ダイヤのネックレスが夢じゃないよと教えてくれる。
まだ、私の周りに漂う、甘いムスクの香りにも奏さんを感じる
プラネタリウムの星空や綺麗な夜景の見える公園のことを思い出し
ながら、心地よい眠りについた。
次の日は、春の訪れを知らせるような心地よい春風が吹く気持ちの
良い日だった。いつものように、支度をして「花かつみ」に向かう
胸元には、昨日貰ったネックレスが服の下で揺れていた
いつものように、百合さんや真吾さん、お店の人達に囲まれて仕事を
した。真吾さんからは、ホワイトデーのお返しにクッキーと春らしい
スカーフを貰った。百合さんが選んでくれたのだろう。
百合さんと真吾さん、お礼を言い有難く受け取った。
仕事も終わり、アパートに帰る。
郵便受けを見ると、水色の封筒が見えた。「え、また?」
部屋に入り、封筒の封を開けた。
“愛する、僕の君
僕がほったらかしにしていたのが悪かったのかな
君は蝶のようにヒラヒラと僕じゃない男と口づけを交わす
他の男のところに行ってはいけないよ
その羽をもぎ取られてしまうから
君は僕のものだから、僕だけの君だから”
「奏さんと、付き合うことになったんだよね・・・夢みたい」
枕元のイルカに同意を求めるように話しかけた
胸元で揺れる、ダイヤのネックレスが夢じゃないよと教えてくれる。
まだ、私の周りに漂う、甘いムスクの香りにも奏さんを感じる
プラネタリウムの星空や綺麗な夜景の見える公園のことを思い出し
ながら、心地よい眠りについた。
次の日は、春の訪れを知らせるような心地よい春風が吹く気持ちの
良い日だった。いつものように、支度をして「花かつみ」に向かう
胸元には、昨日貰ったネックレスが服の下で揺れていた
いつものように、百合さんや真吾さん、お店の人達に囲まれて仕事を
した。真吾さんからは、ホワイトデーのお返しにクッキーと春らしい
スカーフを貰った。百合さんが選んでくれたのだろう。
百合さんと真吾さん、お礼を言い有難く受け取った。
仕事も終わり、アパートに帰る。
郵便受けを見ると、水色の封筒が見えた。「え、また?」
部屋に入り、封筒の封を開けた。
“愛する、僕の君
僕がほったらかしにしていたのが悪かったのかな
君は蝶のようにヒラヒラと僕じゃない男と口づけを交わす
他の男のところに行ってはいけないよ
その羽をもぎ取られてしまうから
君は僕のものだから、僕だけの君だから”