拾いものは危険な恋のはじまりでした
徹さんに送ってもらいアパートに着いた。

話しやすく優しい雰囲気もある徹さんは、お兄ちゃんのようだ

1階の郵便受けを開け、郵便物を取り出す。見ると水色の封筒

「徹さん、これ・・・」

無言のまま、封筒を受け取るとすぐさまどこかに電話をかけ、

一言二言話すと

「小春ちゃん、とりあえず部屋に入ろうか」

私を促し、一緒に部屋に入る

「今から、若がくるからね。ちょっと、座って待とうか」

「奏さんがくるんですか」

「うん、この手紙を確認してもらうんだよ」

にっこり微笑みながら、私を安心させようとしてるのが分かった

奏さんが来るまでの間、コーヒーを淹れながら不安な心を落ち着かせていた

インターホンが鳴り、徹さんがドアを開くと奏さんと司さんが中に入ってくる

「で、手紙は?」「こちらです」

徹さんから奏さんが水色の封筒を受け取り、封を開けた

手紙を取り出すと、中から一緒に何かが下に落ちる

落ちたものを見ると・・写真のようだ

素早く司さんが拾い上げ、奏さんに渡し、目くばせする

一体なんなの・・・不安が広がっていく

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