拾いものは危険な恋のはじまりでした
一口シャンパンを口に含み、窓から見えるきれいな夜景を眺めた

「お姫様になったみたい」

「小春がお姫様なら、俺は王子か」

「え、聞こえたんですか///」恥ずかしい・・・

バスローブを着た奏さんが戻ってきた。色気が漂っている・・・

「こっちにおいで」「はい!」

「小春、二十歳の誕生日おめでとう!」

「あ、ありがとうございます」

シャンパンで乾杯をして、真っ赤なイチゴの乗ったショートケーキを

二人で食べる。ケーキはしっとりふんわりして、とても美味しかった。

食べ終わると奏さんは何かをスーツのポケットから取り出した

奏さんの手の中から、白いリボンのついたブルーボックス・・・

箱を開けると大きな光輝くダイヤのリング・・・これは・・

「俺は小春以外考えられない、結婚しよう」

「えッ!・・・はい・・」

奏さんが私の左の薬指にリングをはめると、私の目からはポロポロと涙が

こぼれ落ちた。それを指先で拭いながら、私の顔を上げて

「小春の全てが欲しい。」熱い眼差しを向ける

私も奏さんの目をしっかり見て「はい」と告げた

奏さんは、私を抱き上げるとベットルームへ運び横たえ口づける

角度を変えながら何度も何度も啄ばむようにキスしていく

「ハァ~、ん・・ハァァ」軽く開いた唇を割るように、舌が口腔内に

差し入れられ、私の舌を絡めとる、同時に右の指先が耳から項、首筋を

なでていく「アァァァ・・・」ゾワゾワとした感じが身体をしびれさせて

いった
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