赤傘
帰ろうか、と言えば『やだ』と返ってきた。

拗ねた子供みたいな顔をするものだから、うっかり勘違いしてしまう。

『帰らないで』
『もっと一緒に居たい』
『君の事が……』

全部言えたら楽になるのかな。
いいや、きっと駄目だ。

「またね」

そう言って別れた。
でも多分、もう連絡できないかな。
また雨の中、泣きながら帰ろうか。
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

狂った音

総文字数/4,681

ホラー・オカルト9ページ

表紙を見る
君がキライなそのワケは

総文字数/19,558

恋愛(純愛)32ページ

表紙を見る
眠りの国の少女

総文字数/0

ファンタジー0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop