転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
この国に来てからは、そうやってレシピを作り上げてきた。ヴィオラにとって、料理は生きるすべでもある。
「ヴィオラが来てから、本当にいろいろなことが大きく変わったわ。あなたは、幸運の女神なのかもしれないわね」
なんて、しみじみと皇妃が言うからおかしくなってしまう。幸運の女神なんて、そんなたいした存在じゃないのに。
「そうだ、ヴィオラ。今度、私達の滞在している屋敷にこの国の皇族を招いて、ミナホ国の料理をふるまうんだ。あんたもおいで。食べたことがないような、珍しい料理を食べさせてやるから」
「……いいですか?」
ヤエコの招待を勝手に受けるわけにもいかない。皇妃に向かってたずねると、皇妃はにっこりとしてくれた。
「ええ、一緒に行きましょう。ニイファはお留守番になってしまうけれど」
ニイファが留守番になるのは残念だが、侍女までは一緒に連れていけない。その分、ニイファにいろいろな話をできるようにしっかりと見てこようと決める。味を覚えてくれば、アラムと一緒に満月宮の厨房で作ることもできるから、ニイファにも食べさせてあげられる。
「ヴィオラは、剣は使えないんだろう?」
「そ、それは……ちょっと、無理、かな」
タケルの言葉には首を横に振る。
「ヴィオラが来てから、本当にいろいろなことが大きく変わったわ。あなたは、幸運の女神なのかもしれないわね」
なんて、しみじみと皇妃が言うからおかしくなってしまう。幸運の女神なんて、そんなたいした存在じゃないのに。
「そうだ、ヴィオラ。今度、私達の滞在している屋敷にこの国の皇族を招いて、ミナホ国の料理をふるまうんだ。あんたもおいで。食べたことがないような、珍しい料理を食べさせてやるから」
「……いいですか?」
ヤエコの招待を勝手に受けるわけにもいかない。皇妃に向かってたずねると、皇妃はにっこりとしてくれた。
「ええ、一緒に行きましょう。ニイファはお留守番になってしまうけれど」
ニイファが留守番になるのは残念だが、侍女までは一緒に連れていけない。その分、ニイファにいろいろな話をできるようにしっかりと見てこようと決める。味を覚えてくれば、アラムと一緒に満月宮の厨房で作ることもできるから、ニイファにも食べさせてあげられる。
「ヴィオラは、剣は使えないんだろう?」
「そ、それは……ちょっと、無理、かな」
タケルの言葉には首を横に振る。