私が恋した男の子 〜第2話〜
人生のお手本。
性同一性障害だからと言って、ゆきむらくんがキモいわけじゃない。私を救ってくれたんだから。
「お前、オカマ好きだったの?」
クラスの男子に言われて、つい泣いてしまった。
「違う!ゆきむらくんは根っからの男!何回言ったらわかんの?私は…感謝してるから…。人の事を悪く言うお前らなんかより何百倍何千万倍も好きだから!」
怒鳴る私。そのあと、視界はぼやけた。
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop