キミの溺愛は甘すぎる。




「乱暴さんだね、鈴華は」
「優翔がわけわからないこと言うから…!」

「だって鈴華が誘ってくるから悪いんだよ?
こんなの、誰でも我慢できない」


私の機嫌をとるためなのか、触れるだけのキスを唇に落とされる。

手慣れたものだ。


こんなことで機嫌を直してやるかと思うけれど、意思に反してドキドキ高鳴る胸。

熱くなる顔。



「今日はキスし放題ってことでいい?」
「何その言い方、絶対に嫌」

「まだ寝るまで時間あるから」
「時間があっても無理なものは無理」

「じゃあ鈴華が寝るまでね、よーいスタート」
「は?ちょ、ま…んん」


強引な男。
またキスをしてきて、私の自由を奪う。

そんな彼の甘いキスに酔いしれ、ドキドキさせられ。
結局彼が満足するまで終わらなかった。

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