キミの溺愛は甘すぎる。
強い独占欲
朝。
目が覚めると、誰かに頭を撫でられていて。
「おはよう、鈴華」
「……っ、なんでいるの!?」
優翔と同じ部屋にさせられて早1週間。
いまだに慣れない私は、朝目が覚める度ベッドにいる優翔に驚く日々。
「もー、このやり取りもう何回目?」
さすがの優翔も呆れていて、不満そうに頬を突かれる。
「ご、ごめん…だって、なんか…」
「まあいいや、鈴華がかわいいから許してあげる」
「何それ…」
きつく優翔を睨んでやるけれど、彼はまったく怯まずにベッドからおりる。
「ほら、早く着替えるんだよ?」
相変わらず朝起きるのが早い優翔はすでに制服姿で。
先に部屋を出た。