キミの溺愛は甘すぎる。



「どういう意味の言葉?」
「ま、落ち着いて…」

「落ち着けない。いきなりどうしたの?
熱のせい?」


優翔がグッと顔を近づけてきて、ふたりの距離が近くなる。

恥ずかしい私に対して優翔はやはり落ち着きがない様子。


「……うん、熱のせいで思考回路が鈍いのかも。
だから教えて」


まだ制服姿である優翔のシャツをそっと掴む。
優翔の本音を聞かせて、と。


「私が好きって言ったら優翔は…んっ」


けれど優翔は答える前に、私の唇を強引に塞いできた。

熱だと言っているのに平気でキスしてくるだなんてどうかしている。



「…っ、なんで鈴華はこんなにも急なの?不意打ちなの?」

「……優翔?」

「もうめちゃくちゃ愛してあげるよ鈴華。
俺の手から離してあげない」


思わずゾッとするような野性的な瞳。

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