キミの溺愛は甘すぎる。
「私のこと好きなの?」
「当たり前だよ、大好き。愛してる」
「……っ、じゃあなんで今まで言ってくれなくて…」
「鈴華の本心を鈴華の口から聞きたくて」
目を細めて嬉しそうに笑ってくるものだから、何も言えなくなる。
「本当?」
「本当って?」
「優翔が私を好き…?」
「今までたくさん愛情表現してきたつもりなのになぁ」
いや、全然わからないしわかるわけがない。
誰にでもこうなのかと思っていたくらいなのだ。
「ダメだ鈴華、キスしていい?
俺のものって痕、たくさんつけていい?」
「び、病人にそれはないでしょ…!」
「叫べる余裕があったら元気もあるよ」
「嫌だ!寝るの!」
危険を察知した私は慌ててベッドに横になる。