I am 吸血鬼。


藍は急いでグラスを二つ持ってくると、牙で手首を切る。そして、流れる血をグラスに入れる。二つとも1貯まると莉桜に手渡す。莉桜も、藍同様に血をグラスに流し入れる。

そのグラスを碧と結希に手渡す。

「飲んだ後多分気絶すると思う。そしたら、屋敷に運んどくね。次起きたら二人共ヴァンパイアになってるから」

莉桜が手渡しながら説明する。

「わかった。じゃあ、結希せーので飲もう?」

「おう。いくぞ」

「「せーの!!」」

二人は一気に飲み干すと、グラスを落とし、そのまま気絶した。


「さて、あたしは碧おんぶしてくから莉桜は結希よろしく!」

藍が碧を軽々背負うと刀を自分のと碧のと持って、莉桜が結希を背負うのを待つ。

「行くか」

莉桜は藍の屋敷に繋がっている扉を開けくぐる。藍もそれに続く。5mほど何もない暗闇を歩くと、扉が現れ、開けるとある一室にでた。


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