I am 吸血鬼。
−リオ−
俺は今、
とてつもない位赤くなっているだろう…
なぜなら…
「リオ…単刀直入に言う。ぶっちゃけ、ランのコトどう思ってるんだ?…一人の女として…」
リュウは真剣な顔をして聞いてきた。
「藍は…泣き虫で気が強くて、笑うとかわいい…」
俺は素直に答えた。
「ランに惚れてんじゃねぇのか?」
リュウははっきりと告げてきた。
「…惚れて…る…?…俺が…藍…に…?」
「リュウ、俺ずっと思ってたんだケド、莉桜ってバカだよな…」
結希の言葉にリュウは吹き出した。
「ぶっ…ははっ…
そうだな…確かにバカだな…
リオ、もし、ランがお前じゃない男とキスして、その男に抱かれたらどうする?ランがその男のものになったらどうする?」
リュウの言葉は真っ直ぐだった。
「…そんなの…ヤダ…!!」
「なんで嫌なんだ?藍が好きだから嫌なんじゃないのか?
藍の笑った顔をみてドキドキしたり、せつない顔をみると苦しくなるんじゃないのか?」
結希の言葉が図星で急に、藍を想うだけでドキドキが止まらなくて、ムショウに藍を抱きしめたくなった。
「リオ…顔、真っ赤…どーせ、ラン抱きしめて〜とか思ってたんだろ…」
「なっ、なんでっ…」
−なんでコイツは俺が考えてるコトわかんだ?−
って言いたいのに噛んでよくいえない…
「バーカ。わかりやすいんだよ!!」
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