I am 吸血鬼。
「そんな顔をするくらいなら、始めから手を討てばよかったではないか…」
呆れ混じりにため息をつく。
「…それは…そうなんですが…」
藍は顔を逸らして答える。
「まあ、人間界ではろくな手段もないだろうが…」
そういった後、真面目な顔をして、藍と莉桜に歩きより笑顔でげんこつを落とす。
「「いった〜」」
涙目になる二人…
「自分の友も護れなくてこの世界を護る事ができるのか?
さがりなさい…仕事が終わるまで客人は預かってあく」
「「御意」」
藍と莉桜は渋々玉座の間を後にし、東宮へむかった。
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