I am 吸血鬼。


藍は、向き直ると、もう一度、

「ありがとう」

と言った。

すると、
莉桜は藍をぎゅうっと、抱きしめた。

「り…おぅ…」

「藍。俺、藍が好きだ。大好きだ!!ばあさんになったって傷だらけになったって、ずうっとだぁい好きだ!!」

そういって、軽くキスをすると、ニカッと笑った。

藍は、莉桜にしがみついて
「あたしも莉桜好き〜」

と言った。

「そっかぁ!!よかった」

「…うん」

「藍…もう泣いていいぞ?強がんなくてもいい。…俺がずっと隣にいてやるから…」

「莉桜…りおう…りおぅ…」
しがみついて、大声をあげて泣く藍の頭を優しく撫でる。

しばらくして、泣き止むと、藍は笑った。

「ありがと。…もうへいき」
「そうか、ならいい」

藍と莉桜は本当微笑み合った。

そして、二人は会談室へ向かった。


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